ゆらトレ®
腰痛をラクにするために知っておきたい4つの原因
2013年の厚生労働省の調査によると、日本の腰痛人口は2800万、国民の4人に1人、そのうち女性が6割を占めています。
腰痛を抱えながら日常生活を送るのは、本当に大変ですよね。
朝起き上がるのも、顔を洗うのも、うがいをするのも、荷物を持つにも、履く靴までいろいろ気を使ってしまいます。
何とかしたい腰痛。まずは原因を知るところから始めましょう。
腰痛につながるからだの使い方
1.骨や筋肉の状態からくる痛み
2.神経からくる痛み
骨、筋肉、神経からくる痛みについてのチェック項目としては、下記のようなことがあります。
・足を組む
→骨盤が歪み、腰回りの筋肉をねじれさせる。また、背骨も一緒にひねることで、背骨を通っている神経の通りを悪くする。
・いすなどに座るとき、どちらかのお尻に偏って座っている、足を組む、または立っているときに片方に重心をかけている
→座るときにあたるお尻の骨(座骨)片方に偏った体重をかけることによって、片方の股関節に負担がかかり、腰周辺の筋肉が縮みます。
縮むことによって、血流が悪くなり、筋肉の伸び縮みが鈍くなると、本来使わなくていい他の筋肉を過剰に使い、筋肉が疲れて痛みと感じることがあります。
・重い荷物を持つことが多い
→物を持つ動作で一番力を発揮すべきは、体幹と呼ばれる胴体部分の力なのですが、からだ全体の筋力が落ちてくると
使いやすい部分の筋肉ばかりを使い、その箇所が疲れることがあります。
特に重たい荷物を持つときに、腹筋が足りないと、背中だけの力で持ち上げようとして、腰に負担がかかってしまうのです。
・柔らかい布団に寝ている
→腰が沈み、負担がかかります。
・高いヒールの靴をよく履く
→お腹やお尻の筋力が足りないと、前に傾く姿勢を維持することができず、腰を沿って体を支えようとし、腰に過剰な負担がかかります。
・テレビやパソコンを斜めに見ている(正面に置いていない)
→重心が片側に偏ることで、骨盤が傾き、背骨がねじれ、背骨を通っている神経を通りにくくします。
また何度も背骨のねじれを繰り返すことによって、骨と骨の間のクッション部分(椎間板)が摩耗し、痛みを引き起こすことがあります。
・呼吸が浅い
→呼吸が浅い時は、肺を膨らませたり閉じたりするだけの動作になっています。
本来の呼吸は、お腹そして背中まで空気を送る動作をします。
背中まで空気を送る呼吸によって、背骨に近い部分の筋肉が鍛えられ、コルセットのような役目をして、腰を守ってくれます。
・内蔵がうまく機能していない
→肝臓や腎臓など、腰の内側にある内蔵に問題があると、腰の痛みとなって表れることがあります。
骨や筋肉だけの問題ととらえず、検査に行ってみてください。
などなど。
毎日の小さな積み重ねにより体にとってよくないくせがついてしまうんですね。
精神的なストレスからくる痛み
私たちの体は、見えている部分の肉体と見えていない部分の心を両方で成り立っています。
からだ以外にも、ストレスや環境の変化(温度や気圧)によって体調は影響を受けます。
ストレスを受けると、からだがギュッと縮こまります。
そうすると、血流やリンパの流れも悪くなり、いわゆる『コリ』の状態になります。
これが腰痛を引き起こす1つの原因になります。
腰痛であって腰に原因があるわけではない
そうなんです。
腰が痛いからといって、腰だけをマッサージしたり、動かしたりするのではなく
・日常のどんな動作が腰に負担をかけているのか?を知り、修正する
・お尻やお腹、背中の筋肉をバランスよく鍛え、腰だけに負担がかからないようにする
・呼吸をするとき肺だけでなく、お腹や背中に空気を送る呼吸をする
が大事です。
ゆらトレ®がお手伝いできること
ゆらトレ®では腰痛でお困りの方には、まず日常動作のチェックを行います。
座る姿勢、立つ姿勢、歩く姿勢、寝るときの状態、テレビやパソコンの位置、カバンの持ち方、、、など、まるで監視員か小姑のごとくです(笑)
そのうえで、何から改善できそうか?を話し合い、決めていただきます。
長年の癖なので一度に全部は無理です。
足を組む癖があったら、ご自身で「あ、組んでしまった、直そう」という意識が定着し、組まないことが当たり前になったら次の癖に向き合います。
同時に、からだを徹底的に緩めます。
テニスボールなど簡単な道具をつかって、ほぐす。
ストレッチでのばす。
施術ではがす。
呼吸で心を緩める。
ありとあらゆる方法で緩めます。
そして、ようやく筋肉トレーニングです。
筋肉トレーニングといっても、重たいものを持ち上げたり、特別な道具を使わず、100歳になってもやり続けられ、かつ確実に効果があがるものをその方の個性に合わせて組み立てます。
毎日歯磨きをするように、上記のことが当たり前にできるようになるころには、腰痛があったことは忘れていますね。
腰痛がない方が、絶対に豊かな人生を送れると信じていますので、出来る限りのお手伝いを続けていきたいと思います。